楽しみながら自分好みの空間づくり とかち女子DIY部発足
「自分らしい室内にしたい」「将来は自分好みのカフェを」-。そんな願いを実現させようと、管内の女性たちが「DIY」のサークルを立ち上げた。メンバーは大樹町や帯広市に住む7人。業者に頼らず、自分自身の手で部屋のリフォームなどを楽しむ。メンバー同士で互いに作業を手伝いながら手法を学び、それぞれのDIYライフに生かしている。
DIYはDo It Yourselfの略で「自身でやる」の意味。自分で物を制作、修理、装飾する活動をいう。中古物件を購入し、自分の好きな空間をつくり上げる取り組みなどが、全国的にも注目を集めている。
DIYに興味はあるものの、個人では手法を学んだり、実践したりする機会がないことから、神宮司亜沙美さん(30)=大樹町=ら同じ思いを持つ仲間が集まり、9月にサークルを立ち上げた。名称は「とかち女子DIY部」。メンバーは20、30代が中心だ。
メンバーそれぞれが部屋の改造や家具製作などに取り組んでおり、大がかりな改装を行うときは、同部のイベントとしてメンバーを集めて活動する。風呂のタイル貼りなど知識が足りない分野については外部講師を招くが、その際も、知識を共有するためメンバーを集める。
10月下旬にはメンバーの1人が将来住む予定の大樹町の空き家に集まり、改装に励んだ。同町内の住宅づくりに関わる職人を講師に招き、壁紙の張り替えについて指導を受けた。下地の木材の隙間をボンドで埋めたり、しわができないよう壁紙を貼る作業に「難しい」「腕が疲れる」などとこぼしながらも、みんなで協力しながら楽しんで作業を進めた。
次回は今月22日に幕別町内のアパートを改造する予定。神宮司さんは「賃貸の物件でも、現状復帰可能な材料でDIYができる。オリジナルの部屋をつくりたいと思っている人は、気軽に参加してほしい」と呼び掛けている。問い合わせは同サークルのフェイスブックのページへ。(伊藤亮太)
◆とかち女子DIY部について
・とかち女子diy部-Facebook