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速報版新聞「とかちばれ」が400号突破 帯柏葉高新聞局

「とかちばれ」の400号を手に意欲新たな新聞局員

 帯広柏葉高校新聞局(對馬雪乃局長、局員14人)が速報版新聞としてほぼ毎週発行している「とかちばれ」が、通算400号を迎えた。1998年の創刊から18年。この間、生徒の目となり、学校の「今」を丁寧に記録し続けてきた。今年度の全国高校総合文化祭(総文祭)で3年連続の最優秀賞を獲得するなど、質の高い新聞作りで知られる同局。局員たちは一層の発行継続へ意欲を新たにしている。

 同局は1952年に「柏葉高新聞」を創刊。高校生の視点から社会問題や学校への疑問に切り込む特集を中心に、タブロイド判を年4回発行している。今回節目を迎えた「とかちばれ」は、これとは別に98年に創刊。月に3~4回ほど発行し、B4判の片面刷りで部活動の大会結果や学校行事などを掲載している。

 400号の記念号となった「とかちばれ」は今月9日に発行。第59回全道高校新聞コンクール(1~3日・函館市)で同局が18年連続の最優秀賞を受けたことをトップニュースとして伝えた。その他、同校で行われた大学教授による講演会や、局員による定番コラム「赤フン」など3つの記事を盛り込んだ。

 新聞は3班に分かれ、ローテーションで製作。内容は全体会議で決め、事前に記事の執筆者と、カメラマン、レイアウトの担当者を決定。1回の取材で2、3人が写真を撮り、その他の班員がメモを取って、まとめたものを執筆者に提出する。紙面はパソコンで打った記事や見出しを全班員で切り張りし、温かみのあるものに仕上げている。

 学校祭や球技大会など全校的な行事後は、翌日発行が原則。19~24日に行われた2学年の見学旅行については、2年生7人が旅行中に取材し、帰帯後すぐに製作に取り掛かった。

 400号を迎え、編集長の鑓水(やりみず)祐輔君(2年)は「数字を気にせず、やるべきことをやっていく。ちょっとしたミスが多いので、全体で注意したい」と妥協せず新聞作りに向き合う。400号目の製作に関わった1人、益原奈緒さん(1年)は「少しずつ慣れてきた。自分の仕事を確実にこなし、良い新聞を作りたい」と奮闘を誓っている。(松田亜弓)

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