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台湾・大樹区と友好協定 大樹でセレモニー

調印書を町民らに披露する黄区長、陳分処長、酒森町長(右から、20日午前11時15分、折原徹也撮影)

 【大樹】町と台湾高雄市大樹区との友好交流協定で、町での締結セレモニーが20日、「第40回柏林公園まつり」の会場で行われた。酒森正人町長と黄傳殷区長が協定を交わし、末永い友好を誓った。

 同区は台湾南部、高雄市内の西南部にある。同じ「大樹」という名が縁で2008年から交流を進めてきた。1日には酒森町長らが高雄市を訪問し、台湾での調印を行った。今回の地元でのセレモニーにより正式に友好都市となった。

 この日は大樹区から黄区長のほか、台北駐日経済文化代表処札幌分処の陳桎宏分処長らが出席。08年の交流が始まる前、双方に同じ名称の町、区があることを伝えた東京在住の田中大樹さん(41)も同席した。

 町民が見守る中、酒森町長と黄区長が協定書にサインし、町旗、区旗を交換。あいさつで酒森町長は「一層の親善関係を構築したい」、黄区長は「双方の交流が大樹町の歴舟川のように末長く続けば」と話した。

 高雄市は人口280万人、大樹区は4万3000人が住む都市。大樹町は福島県相馬市と姉妹都市、群馬県吉岡町と友好都市となっているほか、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究施設がある国内の市町とも友好都市関係にある。(伊藤亮太)

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