全国中学校サッカー開幕 帯広市総体で開会式
サッカーの第46回全国中学校大会(日本中学校体育連盟など主催)の開会式が19日、帯広市総合体育館で行われた。各地域の予選を勝ち上がった32校・約580人の選手たちが全力プレーを誓った。20日午前に帯広の森球技場などで1回戦6試合が始まった。
開会式では、1チームずつ紹介の後、日本サッカー協会の大仁邦彌会長が「2020年の東京五輪で活躍できる選手が出ることを期待している」とあいさつ。帯広市の前田正明副市長が「レベルの高い試合を大変楽しみにしている」と話し、帯緑園生徒会長の伊東実良さん(3年)が「各地域の代表としての誇りを持って、最後まで諦めずにプレーしてください」と歓迎の言葉を述べた。
出場チームを代表して、帯翔陽の佐藤諒主将(同)が「最高のピッチの下、素晴らしい環境でプレーできる喜びと全ての方々への感謝の気持ちを胸に、予選で切磋琢磨(せっさたくま)した仲間の思いを込めて、最後まで力の限り走り抜くことを誓います」と選手宣誓した。(北雅貴)
◆佐藤諒主将、選手宣誓「落ち着いてできた」
開会式で帯翔陽の佐藤諒主将は、大きな声で堂々と選手宣誓をした。2週間ほど前から文章を考え、菊地直樹監督のアドバイスももらいながら推敲(すいこう)した。(1)自分たちの喜び(2)感謝の気持ち(3)出られなかったサッカー仲間への思い-の3つの言いたかったことを盛り込んだ。
宣誓は道中体連に続き2度目で、落ち着いてできたという。「全道の試合では(初戦の2回戦で敗退して)力を出し切れず悔しい思いをした。自分たちらしいプレーをしたい」と、20日午後の初戦(福岡・筑陽学園戦)に挑んだ。
◆平成27年度全国中学校体育大会第46回全国中学校サッカー大会について
・大会概要、試合日程・結果など-日本サッカー協会公式ホームページ