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佐々木さん、国際バレエコンで3部門入賞

バレエの国際コンクールで3部門入賞を果たした佐々木さん

 イタリア・バーリで3月に開かれたバレエの国際コンクールで、エスバレエスタヂオ(帯広、佐々木小百合さん主宰)の佐々木麻菜さん(20)がクラシック部門のソロで3位、パドドゥで2位、コンテンポラリー(創作)部門でトップ10入りと3部門で入賞した。世界のトップバレリーナも参加した国際大会での好成績に、佐々木さんは「自信になった」とプロへの道に意欲を燃やしている。

 佐々木さんが出場したのは「インターナショナルバレエアンドコンテンポラリーダンスコンペティション」(3月27~31日)のプロフェッショナル(20~25歳)のカテゴリー。既にプロとして活躍しているダンサーも参加する中、佐々木さんはクラシックソロ部門で「アレルキナーダ」のバリエーションを披露。クレムリンバレエ団(ロシア)のプリマバレリーナ、ベルリン国立バレエ団(ドイツ)のダンサーに次いで第3位となった。

 国際大会への出場は、昨年8月に香港で行われ金賞を受賞した「アジアン・グランプリ国際バレエコンクール」以来2度目。初めてとなったバレエの本場・ヨーロッパでのコンクールで、現地までは飛行機を乗り継ぐなど約20時間の長旅だったが、到着後もすぐにワークショップなどを精力的にこなした。「ずっと集中していたので、時差による体調不良や疲れなどはなかった」と振り返る。

 男女2人で踊るパドドゥでは、コンクール運営や講師派遣などを行う「NAMUE」(名古屋市)のバレエダンサー・講師の茂木恵一郎さんと出場。息の合った演技が認められ、コンクール後のガラ公演の出演はパドドゥで選ばれた。

 これまで各種コンクールではクラシック部門のみに出場しており、今回は初挑戦のコンテンポラリー部門でも結果を残した。バレエに「和」の要素を取り入れ、着物に身を包み、手まりと戯れる少女を演じ、注目と評価を集めた。

 国際コンクールでの活躍が認められ、国内外のバレエ団から入団の打診が届いている。昨年12月に20歳になった佐々木さんにとって、20代最初のコンクールでの好成績は弾みに。4歳の頃から指導する母の小百合さんは「消極的な姿勢から前向きになった」と変化を感じており、佐々木さん自身も「(コンクールを通じて)新しい自分を見つけられ、自信がついた。世界で活躍できるダンサーになりたい」と意欲を燃やしている。(大谷健人)

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