故郷「とかちのうた」テーマに 帯三条高合唱部、25日に定演
全日本合唱コンクール出場など高いレベルと実績を誇る帯広三条高校合唱部(須田瑞季部長、部員43人)の第25回定期演奏会が25日、帯広市民文化ホール大ホールで開かれる。第4部では新たに「故郷『とかちのうた』」をテーマに掲げ、地域に根差した活動継続への思いを十勝にちなんだ4曲で伝える。本番を間近に控え、練習に熱が入っている。
定期演奏会は1年間の活動の成果報告と、同部を応援する地域への感謝を伝えようと行っている。今月1日に卒業式を終えた3年生を送り出す場でもあり、現部員では全員で立つ最後のステージとなる。
今年は4部構成で、第1部と2部は1・2年生24人で、「氷雨」など合唱の名曲や「赤いスイートピー」などのポップスを歌う。3年生19人が加わる第3部では、今年度の全日本合唱コンクールとNHK全国学校音楽コンクールで歌った4曲を披露する。
今回新たに取り組む「故郷『とかちのうた』」(第4部)は、「十勝のかぜ」「赤い山 青い山 白い山」「とかちのかち」「君へ(合唱バージョン)」の4曲で構成。同部の豊田端吾顧問が、部を支援してくれる地域への恩返しの気持ちを込め、「今後も地域に根ざした合唱活動を継続しよう」と部員たちに呼び掛け、実現する。
作曲は全て川崎智徳さん(帯広小教諭)。十勝の雄大な自然と共に生きていく喜びを、歌に乗せて表現する。「赤い山-」は定演の定番曲だが、都節音階によるアレンジで初披露する。第4部は帯柏葉高と帯一中の合唱部も参加する。
部員たちはマスクを常に着用し、刺激物を控えるなど体調管理にも努める。須田部長は「十勝の隠れた素晴らしさを再確認できるステージを」と意気込んでいる。開演は午後7時。前売り券は大人800円(当日900円)、高校生以下400円(同500円)。同ホールや勝毎サロン(藤丸7階)、旭楽器、同校で扱っている。(松田亜弓)
◆帯広三条高校合唱部について
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