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寒風の中で蕎麦作り 新得そばの館

池から引き上げた玄そばを寒風にさらす千葉総支配人(左)らスタッフ(28日午前10時45分ごろ)

 【新得】新得物産(清水輝男社長)のグループ会社「新得そばの館」(町基線102、同社長)は今年も31日から、1日20食限定の「寒晒しそば」を提供する。この時期しか味わえない極上のそばで、同社敷地内では玄そばを寒風にさらす作業が進んでいる。

 寒晒しそばは、信州(長野)などで江戸時代から伝わる伝統的製法。冷水に浸し寒風で乾燥させることで渋みが抜け、甘みと風味が増し、喉越しも良くなるとされる。同館は2001年から提供している。

 8日から作業を開始。自社のサホロ農園で昨年収穫したボタンソバの玄そばを袋詰めして敷地内の池(湧き水)に浸し、寒風にさらすという作業を1週間ほど繰り返す。

 今年は気温が高めで水温も5度と例年より高いため、スタッフは寒風にさらす時間で調整。実が凍って乾燥むらができないよう一日に数回、素手でほぐしている。今年はソバの実約270キロを使う。

 石臼で製粉し、つなぎを使わない十割そばを「せいろ」(800円)、「つけとろ」(950円)、「天せいろ」(1450円)で提供する。同社の千葉俊男総支配人は「今年もおいしいそばができた」と話している。期間は3月末まで。問い合わせは同館(0156・64・5888)へ。
(大野篤志)

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