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e-mi。さん新曲「十勝平野」 7日に披露

新曲「十勝平野」を完成させたビビアン座長とe-mi。さん、「十勝馬唄」を指導した九本さん(右から)

 帯広で歌や芸などを披露しているグループ「めだかエンターティナーズ」(ビビアン・めだか座長)に所属する「e-mi。」さんのデビュー1周年を記念した新曲「十勝平野~正調十勝馬唄入り」が完成した。e-mi。さんは間奏に登場する「十勝馬唄」のために十勝馬唄保存振興会の九本栄一宗範から直接指導を受けて作り上げた。

 同曲はビビアン座長が作詞・作曲し、「民謡をミックスした近未来的ポップス演歌」(同座長)。ビビアン座長はこれまでも十勝や帯広をテーマにした歌を作ってきたが、「漁師を歌った曲は多いが、農家のことを歌った曲は少ない」と農業や農家をテーマにした新曲に取り組んだ。

 ビビアン座長は実際に帯広市内の農家や家族を取材し、農家の喜びや苦労を歌詞にした。十勝の開拓や農業に貢献した馬をたたえる馬唄を間奏部分に取り入れたいと考え、九本さんに相談。九本さんも協力を快諾し、歌い手のe-mi。さんが今春から九本さんに習ってきた。

 昨年夏にCDデビューを果たしたe-mi。さんは、民謡・馬唄への挑戦は初めて。「独特の節回しなどに苦労した」というが、「声が馬唄に合っている。音楽的なセンスが良く、のみ込みも早かった」(久本さん)とめきめきと上達、8月の十勝馬唄全国大会にも出場した。

 CDの録音も終え、7日に帯広市内のとかち館で開かれる「めだかエンターティナーズ」のバラエティーショーで一般向けに初披露する。e-mi。さんは「民謡にも初挑戦したので、これまで私の歌を聴いてくれていた人たちを驚かせたい」と話し、ビビアン座長も「『十勝の農家の応援歌』として広く知られるようになれば」と話している。(大谷健人)

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