高齢者に火災予防はがき 音更消防団すずらん分団
【音更】音更消防団の女性団員で構成する「すずらん分団」(山本京子分団長、団員16人)は12月中旬にも、町内の85歳以上のお年寄りに火災予防を呼び掛けるはがきを送付する。お年寄りに防火標語と心温まるメッセージを目にしてもらい、防火意識の向上につなげる考えだ。
町内の85歳以上の高齢者877人に漏れなく防火指導しようと、歳末警戒活動の一環で初めて企画した。11月1日の分団発足後、初の独自事業となる。
はがきには「もういいかい 火を消すまでは まあだだよ」との防火標語に加え、健康に気遣う内容の心温まるメッセージも添えられている。「はがきを手にしたお年寄りに、団員の思いが伝わるように」(山本分団長)と、宛名やメッセージは全て団員が自筆するこだわりようだ。
今年夏から準備を始め、11月中旬から宛名書きなどの作業に入った。26日に北十勝消防事務組合消防防災庁舎の一室で行われた作業では、団員が黙々と宛名書きに打ち込んだ。
12月10日ごろにも宛名書きなどの作業を完了させ、同月中旬には投函する予定。山本分団長は「お年寄りに団員の思いが伝わり、少しでも防火意識の向上につながれば」と期待している。(杉原尚勝)