キリンの赤ちゃん公開おびひろ動物園、約200人歓声
おびひろ動物園(緑ヶ丘2、高橋利夫園長)で誕生したアメミキリンの赤ちゃん(雄)が27日午後、一般公開された。母親に寄り添って歩くかわいらしい姿に、訪れた家族連れら約200人が歓声を上げた。
21日早朝に誕生した赤ちゃんは、母親のリボン(7歳)の元で、順調に成長している。身長は約190センチ、体重は推定70~80キロ。
この日は、公開前から多くの入園者が待ちわびた。寝室の扉が開くと、先にリボンが様子をうかがうように運動場に出て、赤ちゃんが続いた。赤ちゃんは、おっぱいを飲んだり、細い脚を振りながら走ったりして元気な姿を見せた。リボンは多くの人に警戒したのか、観客前の餌にはあまり近づかず、心配するように、赤ちゃんの後を追っていた。
リボンは2012年5月にも第1子のスカイ(雄、2歳)=釧路市動物園=を出産し、今回が2子目。母親、妹と訪れた音更小5年の菊池愛梨さんは「スカイの時と同じでとてもかわいい。これからも会いに来たい」と、笑顔を見せていた。
担当飼育員の井上文男さんは「予想より早く出産し、心配なこともあったが、リボンは立派に子育てをしている」と話している。
赤ちゃんの一般公開は、当面午前10時~正午。徐々に公開時間を延ばし、1週間後には父親のムサシ(18歳)と家族3頭での展示を予定している。(酒井花)
◆おびひろ動物園について
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