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0歳からの舞台鑑賞ふうふうあ~ん、芽室で9月11日

「子育て支援の一環として視察を」と呼び掛ける、嶋野さん(右)と三宅さん

 【芽室】赤ちゃん同伴で楽しめる舞台芸術を届けようと、町内の子育て中の母親たちが、プロ劇団による劇場「ふうふうあ~ん」(11日午前11時から、町中央公民館)を企画した。当日は0~2歳の子供と親25組限定で行うが、今後もプロ集団による優れた劇場鑑賞の機会を広めたいと、自治体やサークルなど子育て支援に携わる関係者の視察も呼び掛けている。

 公演するのは、音更町出身の西田豊子さんが理事長を務める、NPO法人アートインAsibina(東京)。西田さんが監修する「ふうふうあ~ん」は、赤ちゃんの耳にも優しい5音階の歌とお話し、動作を基調に、五感で感じる作品。物語の中でスープを手作りし、実際に、できたての本物のスープを会場で振る舞う。

 芽室での公演は昨年に続いて2回目。1回目に感動した嶋野奈津美さん(33)、三宅仁美さん(33)ら小さな子供を持つ母親たち4人で実行委員会を立ち上げた。1回目の主催者上田睦子さん(69)ら“おばあちゃん”世代がサポーター役に回った。

 昨年、まだ0歳の次男と鑑賞した三宅さんは「乳児といると毎日が育児に追われてしまう。この舞台はそんな日常を忘れて別世界に連れて行ってくれた」と話す。三宅さんのように、参加者からは「癒やされた」「子供が苦手な野菜を食べるようになった」など感想がびっしりと寄せられた。

 公演は会場の一体感を大切にするため少人数制。少数であれば入場料が高くなるため、嶋野さんは「プロによる本物の舞台鑑賞を実現するためには、どうしても自治体の補助や企業の協賛が欠かせない」と話している。

 入場料は、親子1000円(視察の大人料金も同じ)。申し込み、問い合わせは嶋野さん(0155・62・6244、090・1385・8775)へ。(酒井花)

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