茨城県から昨年3月移住 中山千代子さん まちマイ中札内編
松山千春さんもこの村も好き!
歌手の松山千春さん好きが高じて昨年、茨城県から移住した中山千代子さん(63)。その行動力は今、大好きな村の魅力の発信やまちづくりに向かっている。
35年ほど前からファンという中山さん。コンサートのたびに北海道を訪れるうちに、松山さんの古里に移住することが夢になった。10年ほど前に観光で中札内を訪れて以来、村民の温かさや美しい景色、豊かな食のファンに。昨年3月、晴れて移住を果たした。
茨城に夫を残し、松山さんから名前を取った孫の千春さん(12)=中札内中2年=と2人暮らし。全国のコンサート会場で出会ったファン仲間らが遊びに来ることもしばしばで、1年余りの間に延べ100人をもてなした。「村のことが気に入って、わが家を別荘のように使って何度も遊びに来る人もいる。私は村の親善大使か、別荘の管理人のようなもの」と笑う。
大好きな村をより良くしたいと、村が今年設置した「まちなかにぎわいづくり委員会」の委員に立候補した。「中心街にサービス付き高齢者住宅を作ることなどを提案したい。外から来た私から見てこんなに魅力的な環境なのだから、全国からうらやましがられるような住宅ができると思う」と構想を膨らませている。(丹羽恭太)
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