及川選手の両親「誇りに思う」 中札内パブリックビューイング
【中札内】及川佑選手の父準(ひとし)さん(62)と母真知子さん(60)が住む中札内村では、午後10時から村文化創造センターでパブリックビューイング(応援する会主催)が行われ、約100人が応援グッズを手に及川選手らに声援を送った。
500メートル1回目のスタート100メートルでは一時トップタイムをマークしたものの、後に滑った選手に次々と更新され、準さんは「(スタートダッシュは)得意としていた部分なので悔いが残ったと思う。息子なりに2本そろえ、同走者に負けていなかったことは親として褒めたい」と力を込めた。
過去2回の五輪では現地で応援した。今回も現地行きを考えたが「初めて結果を残した大学4年のインカレ(日本学生氷上競技選手権)も応援に行っていなかったので、験を担ぐ思いもあった」と打ち明ける。
結果は15位と上位に食い込めなかったが、「誇りに思っている。とにもかくにもお疲れさんと伝えたい」(準さん)、「今は抱きしめたいくらいの気持ち。よく頑張った」(真知子さん)と感慨深げに話していた。(宮木宗久)