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名湯復活!鹿追かんの温泉GWごろオープンへ

5月ごろのオープンに向けて工事が進む「かんの温泉」

 【鹿追】名湯の復活を目指して改築・改修工事が進む「かんの温泉」(鹿追町然別峡)のオープンが5月の大型連休ごろになることが分かった。昨秋の営業開始を予定していたが工事の遅れなどでずれ込んだ。温泉棟は徐々に姿を現しており、3月末までに完成を予定している。

 名湯として知られる同温泉は2008年に閉鎖。全国のファンからの惜しむ声に応え、12年に大樹町の勝海電気(勝海敏正社長)が施設を買収、再開を発表した。古い温泉棟は改築し、「新館」は建物を生かして宿泊棟に改築している。

 昨秋オープンを予定していたが、「古い管の撤去や、温水の処理工事に時間がかかった。工事中にも次々に温泉が出てきた」(勝海社長)として遅れていた。これまでに温泉棟は基礎部分の工事が終わり、山小屋風の本体建設が急ピッチで進んでいる。宿泊棟も内部の改修工事を行っている。

 温泉棟には異なる泉質の8つの湯船が設けられる。宿泊棟には20の客室と、2つの湯船を設置予定。勝海社長は「温泉棟はゴールデンウイーク前後、宿泊棟は夏までに営業を開始したい」と話している。
(古川雄介)

 

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