好天に笑顔広がる おびひろ氷まつり
「第51回おびひろ氷まつり」(帯広のまつり推進委員会主催)2日目の1日は、朝から十勝晴れに恵まれ、会場の帯広市緑ケ丘公園は大勢の家族連れらでにぎわった。体験型の多彩なアトラクションやステージイベントも始まり、休日の会場はまつりムード一色に包まれた。(小縣大輝、高津祐也)
ラフティング「早くて楽しい」
○…同公園内のグリーンパークには、とかちアドベンチャークラブ(TAC)による「スノーラフティング」が登場。長蛇の列ができる盛況ぶりで、子供たちはスノーモービルにつながれたラフティング用のボートに乗り込み、起伏のある雪上コース(外周約80メートル)を時速約30キロで疾走した。両親ら10人と初めて体験した柴田奈悠ちゃん(5)=市ひばり保育所=は「速くて楽しかった」と笑顔を見せた。
会場内に約30メートルのS字コースを設けたボブスレー体験教室も子供たちに人気で、ボブスレーのパイロットで帯広南商高出身の押切麻李亜選手も立ち会った。
耐寒ラジオ体操100人元気に
○…ステージイベントとして午前10時から、恒例の「耐寒ラジオ体操会」が行われた。防寒着に身を包んだ家族連れなど約100人が、寒さに負けじと元気よく体を動かした。
十勝地区ラジオ体操連盟(林光繁会長)の主催。参加者はステージに登壇した指導員の動きに合わせて約10分間、大きく体を伸ばしたり、腕を回したりして心地よい汗を流した。
高橋樹優君(10)=緑丘小4年=は友人の土肥歩夢君(同)=同=、小野愁斗君(同)=若葉小4年=と参加し、3人は「体が温まって楽しかった」と声を合わせていた。
アイスカフェで冷えた体温め
○…十勝毎日新聞社の大氷像「Silver Spoon of ice」に併設する「アイスカフェ」ではホットワインなどの温かな飲み物を販売しており、1月31日夜には大人たちが冷えた体を温めていた。
コーヒー豆ひき売り専門店「珈琲工場」(大樹)の一戸博代表らが自家焙煎のコーヒーの他、ホットワインやカクテルなどのアルコールメニューを200~500円で提供している。
帯広畜産大学生の橋本真紀さん(24)は「体を温めながら、夜のまつりの雰囲気を楽しみたい」と頬を赤らめながら話していた。