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橋本恵里サッカーナショナルトレセンに選出 将来のなでしこ候補

将来のなでしこジャパン候補としてナショナルトレセンに参加する幕別札内FCU-15の橋本恵里

 女子サッカーのナショナルトレーニングセンター(トレセン)U-15(13~16日・茨城県鹿嶋市、日本サッカー協会主催)に、幕別札内FCU-15の橋本恵里(帯四中3年)がDFとして選出された。将来のなでしこジャパン(女子日本代表)入りのきっかけをつかんだ橋本は「全国レベルのサッカーを肌で感じて、今後のレベルアップにつなげたい」と自身初となる全国トレセンに向けて張り切っている。(小寺泰介)

 同トレセンは、練習やゲームで一人ひとりの動きを審査する各地区の選考会で評価された“なでしこジャパン予備軍”とも言える選手たちを全国から招集して、トレーニングキャンプを行う。ここから各年代の日本代表が多く選ばれている。今回は道内から4人が参加、道東地区からは橋本が唯一の選出となった。

 橋本は十勝地区サッカー協会女子トレセン「とかち帯広FCなでしこ」のセンターバックで、力強い守備もさることながら、正確で速い縦パスを通すことができる。幕別札内FCU-15では男子選手の中でMFを務めており、豊富なアイデアと素早い判断力が持ち味。その経験を生かして、とかち帯広FCなでしこでは他のディフェンダーをリード、最終ラインを統率する。

 中学生になると、体力などの問題で「男子と一緒にプレーできる女子選手はかなり減ってしまうのが現状」と幕別札内FCU-15の小亀卓也監督。そんな中、人一倍強い思いで強豪の男子クラブチームに飛び込んだ。チームは最終学年の今季、十勝地区カブスリーグリーグ1部前後期を10戦全勝で制し、入れ替え戦も勝って来季の道東リーグ昇格を決めた。高円宮杯全日本ユース選手権道大会(10月・札幌)に初出場するなど飛躍の年となった。

 双子の兄・恭佑(帯四中3年)は同じチームで主力のFWとして活躍しており「自分はなかなか出場機会はなかったが、いつも兄の存在を近くで意識できた」と共に力をつけてきた。小亀監督は「身長が高く、フィジカルも強い。ヘディングなどの競り合いは抜群に強い」と評価する。

 初めて全国にアピールする機会も得た橋本は「選ばれたことは夢のよう。支えてくれた仲間に感謝の気持ちを持って戦いたい」と力を込める。「当たり負けない強さやパスの精度など、持っているものを全て出し切りたい」と、将来の女子日本代表入りに向けてさら前進するつもりだ。

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