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母校で「夢」テーマに特別授業 更別出身のミュージシャン翔太さん

「虹色きっぷ」に書き込む夢について説明する翔太さん(右)

 【更別】村出身のミュージシャン、翔太さん(31)による「夢の種プロジェクト」の特別授業が22日、母校の更別小学校(西山猛校長、児童159人)体育館で開かれ、音楽を通じて児童たちと「夢」について語り合った。

 翔太さんは3人組ロックバンド「ALvino(アルヴィノ)」のボーカルを務める他、俳優としても活躍。23日に帯広で舞台「アブニール夢見が丘~壁一枚の物語」を上演する。授業には共演者5人と、FM-JAGAのDJ米澤愛さんもゲストとして参加した。

 手遊びで児童の緊張をほぐした翔太さんは、夢をかなえた心境をゲストに質問。この中で、札幌のタレント脇田唯さんは「人に何かを伝えたり、感動させたりできる人物になりたいと思い、タレントになった。北海道の魅力を他県に住んでいる人に伝えたい」と述べた。米澤さんは「人と人をつなぐ架け橋になりたいと思ってDJになった。今日の皆さんとの出会いも放送したい」と話し、翔太さんと児童たちの元気な声を録音した。

 続いて翔太さんが会場の全員に行き先が空欄になった「虹色きっぷ」をプレゼント。それぞれが夢を書き込んで切符を完成させ、大声で読み上げた。

 翔太さんは「将来挫折したときに前に進むためのガソリンになるのが『夢』。誰になんと言われても自分がこうなりたいという思いが日々のパワーになる」と、夢を持ち続ける大切さを訴えた。

 最後に十勝の子供たちの言葉を集めた将来の自分への応援歌「虹色きっぷ」を会場のみんなと歌い、「今日はたくさん笑顔をもらって元気が出た。またみんなと遊ぶのがぼくの夢」と語った。

 森瑛規君(6年)は、調理師になりたいという夢を書き込みんだ。授業を通じて「夢に一歩近づく力が湧いてきた気がした」と笑顔で話していた。
(大笹健郎)

関連写真

  • 札幌でのタレント活動を選んだ理由を話す脇田唯さん

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  • 翔太さんのリードで大声で叫ぶ児童たち

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  • 自らの夢を話す児童たち

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  • 照れながら自分の夢を話す翔太さん

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  • 夢について語りかける翔太さん

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  • 児童たちとハイタッチでお別れをする翔太さんら

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  • 自らの夢と仕事について語る米澤愛さん(手前)。後列左から脇田唯さん、久米田彩さん、田中優樹さん、近藤奈保妃さん、加藤隼平さん

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