厳冬の地照らす暖かな光 芽室公園で「氷灯夜」 記録的大雪にも負けず開催
【芽室】芽室町の冬の一大イベント「めむろ氷灯夜2025」(町観光物産協会主催、実行委主管)が8日、芽室公園で開かれた。氷点下の会場には家族連れや学生らが続々と訪れ、約1500個のアイスキャンドルが照らし出す幻想的な空間を楽しんだ。
1月まで十勝管内が少雪だったため、今年は規模縮小での開催を決めていた。しかし今月4日、一転して記録的な大雪に。天候に振り回されながらも、実行委員が短期間で雪かきや会場整備に励み、予定通りの開催にこぎ着けた。
午後5時に点灯式が行われ、高橋広明実行委員長が1個目のキャンドルに火をともすと、それに続き来場者も協力して点火。会場は暖かな光に包まれた。友好都市である広尾町のウッドランタンや岐阜県揖斐川町の竹あかりも飾られた。
家族4人で訪れた芽室町の山西了太さん(36)は「とにかく寒いが、キャンドルがきれい。子どもたちは滑り台を4回も滑り、喜んでいた」と話していた。
会場には飲食16店が出店し、にぎわった。同7時半には約300発の花火が冬の夜空を彩り、冬の祭典を締めくくった。(近藤周)
厳冬の地照らす暖かな光 芽室公園で「氷灯夜」 記録的大雪にも負けず開催