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ウィズコロナの景色(1)「『トドック』帯広北センター」

需要増が続く中、マニュアルに沿って2人一組で手際良く、トラックに荷物を詰め込む帯広北センターのスタッフ

再び脚光、需要伸ばす宅配事業
 「『頑張って』の多くの声が励み。利用が増えているからこそ、正確で丁寧な対応を心掛けている」

 コープさっぽろ(本部札幌)宅配事業「トドック」の帯広北センター(音更町)。佐藤洋伸センター長(43)は笑顔を見せる。

 コロナ禍での外出自粛によって、人との接触が少なくてすむ宅配サービスが、改めて脚光を浴びている。コープさっぽろでも3月以降、前年より売り上げ増の状況が続いており、5月には39%増を記録。7月も20%増と好調を維持し、登録者数も現在7%増と、前年より4ポイントの増となっている。

 十勝の登録者数は2万7668人。江別市にある物流センターで一括、全道の荷物が利用者ごとに梱包(こんぽう)され、管内4拠点(センター・デポ)に運ばれる。帯広北は78人体制の大型センターで、遠くは新得トムラウシなどにも配送する。

 ドライバーは毎朝開始から30分ほどで、温度帯ごとの専用ケースに入った荷物を車に詰め込み出発。訪問時はマスク着用など感染対策にも気を使う。佐藤センター長は「いかに効率的に作業を進めるかが大事。多くの需要に対応するため、今も進化している」と話す。(文・佐藤いづみ、写真・新井拓海)

 ◇

 新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの仕事や生活などに大きな変化をもたらした。十勝でも見えてきたウィズコロナの「景色」を紹介する。


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