盆入り 十勝「大入り」 行列はピーク それでも豚丼
盆の入りの13日、十勝管内の観光地や飲食店などは、夏休みを楽しむ人々や旅行に訪れた観光客らでにぎわいを見せた。13日夜に勝毎花火大会、14日から平原まつりが始まる帯広市内は、短い夏を楽しむ人々で活気づいている。
帯広の代名詞とも言えるご当地グルメの豚丼。市内の豚丼店では、開店時刻前から大勢の観光客らで行列ができた。
「元祖豚丼のぱんちょう」(西1南11)では、開店時刻となる午前11時時点で150人を超える客が列をつくった。午前9時半に夫婦で訪れ、先頭で待っていた札幌市の会社員島影英典さん(43)は「ほぼ毎年、勝毎花火大会を見に帯広に来ている。豚丼や『クランベリー』のスイートポテトなど、十勝はやっぱり食が魅力」と話していた。
13日の十勝地方は晴れ間が広がった。正午までの管内の最高気温は新得の27・8度。帯広は27・4度と過ごしやすくなり、爽やかな日差しの中で、帯広市街も家族連れらでにぎわいを見せていた。(大谷健人)