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有機野菜の施肥は 「TORVE(トルベ)」で決めてしっかり穫るべ!

道総研 中央農業試験場 農業環境部 栽培環境グループ

1.成果の概要
 有機栽培露地野菜畑の肥沃度に応じて窒素、リン酸、カリの施肥量目標値を算出し、有機質肥料の施用量を簡易に設定できる施肥設計ツール「TORVE(トルベ)」を作成しました。

2.成果内容
【STEP1】
 かぼちゃ、レタス、スイートコーン、えだまめ、たまねぎ」から作物を選択すると、想定収量と標準施肥量、スターター窒素が表示されます。露地野菜全般を対象した「マニュアル用」シートもあります。

【STEP2】
 窒素(熱水抽出性窒素)、リン酸(有効態リン酸)、カリ(交換性カリ)に関する土壌分析値を入力すると、それに対応して各施肥量が調整されます。

【STEP3】
 堆肥施用量を入力すると、それに対応して各施肥量が調整。堆肥の成分量がわかる場合は含有成分を入力することで、より精度の高い施肥量調整が可能です。

【STEP4】
 緑肥や圃場副産物のすき込みに伴う減肥対応を想定して設けた項目です。北海道施肥ガイド等を参照して減肥量を入力します。

【STEP5】
 肥料袋などに記載されている保証成分量等を参照して養分含有率を入力します。窒素、リン酸、カリ施肥量目標値との差が±2kg/10a 以内となるよう施用量を調整します。



3.留意点
(1)「TORVE」は、有機栽培の露地野菜畑が対象です。
(2)道総研のホームページにて公開予定です。

(成績名:有機栽培露地野菜畑におけるリン酸施肥対応と総合施肥設計ツール)


詳しい内容については、次にお問い合わせ下さい。
道総研中央農業試験場
電話(0123)89-2001 E-mail:central-agri@hro.or.jp

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