Web で見よう!気象情報から分かる 秋まき小麦の生育予測
道総研 中央農業試験場 農業環境部 栽培環境グループ
農研機構 北海道農業研究センター 大規模畑作研究領域 気象情報利用グループ
1.成果の概要
秋まき小麦について、気象予報が反映された圃場ごとの生育ステージや穂水分が Web 上で見られます。また気象情報から、地域の到達可能な最大収量やその年次変動の気象要因が推定できます。
2.成果内容
(1)栽培管理支援システムを開発しました。
○ Web で圃場の生育を見える化!
○26日先までの天気予報も反映
○圃場ごとに生育ステージを予測
○毎日自動更新でお手軽
(2)気象情報から分かることとして、
○作物モデル WOFOST(ウォーフォスト)または登熟期間中の気温と日射量から、地域の到達可能な最大収量が計算できます(図1)。
○WOFOST を用いて、出穂前の気象、登熟期間中の気温、日射量が何%収量に効いたか、を推定できます(図2)
3.留意点
(1)気象状況に応じた営農指導や栽培管理の意思決定支援情報として活用できます。
(2)栽培管理支援システムは2021年3月まで公開予定であり、利用希望者は栽培管理支援システム HP(https://magis.jp/)から申請してください。
(3)WOFOST プログラムに関連するデータ解析ファイルは道総研農業研究本部から提供できます。
(成績名:気象情報および作物モデルを用いた秋まき小麦の生育収量変動の評価・予測法)
詳しい内容については、次にお問い合わせ下さい。
道総研中央農業試験場
電話(0155)89-2001 E-mail:central-agri@hro.or.jp