隠れた温泉王国 町内に4施設 まちマイ幕別編
隣町の十勝川温泉の陰に隠れているが、幕別は4カ所の温泉施設が営業する入浴スポットでもある。町内はもちろん、近隣の帯広からも利用されている。
大手ホテルチェーンが運営する「十勝幕別温泉グランヴィリオホテル」(依田384、(電話)0155・56・2121)を筆頭に、「ナウマン温泉ホテルアルコ236」(忠類、(電話)01558・8・3111)、「幕別温泉パークホテル悠湯館」(依田126、(電話)0155・56・4321)、「札内ガーデン温泉」(札内北町55、(電話)0155・55・4000)の4施設。アルコ以外は全て植物性のモール温泉だ。
このうち札内ガーデン温泉は城のような外観が特徴。バスタオル、シャンプー、女性には化粧水まで用意、「完全手ぶら」で温泉を楽しめる。
1万2000冊はあるというコミックコーナー、インターネットブースなども利用できる(会員限定)。フロントマネジャーの角田英祐さんは「会員向け特典を増やしていきたい」と話している。入館料620円(平日・大人)。
源泉かけ流し100%をアピールするのが悠湯館だ。地下600メートルからくみ上げ、加水、加温、循環をいっさい行わず、自然のままの湯を注いでいる。晴れた日には露天風呂で遠く大雪山系を一望できる。
経営者の馬渕樹哉さんは「温泉好きにはたまらないと思う。泉質を知ってほしい。夏休みや週末にはぜひ家族で」と話している。日帰り入浴500円(大人)。(鳥海弦太)
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