リッキー号特別出演へ 冬季アジア大会
2月19~26日に札幌と帯広で開催する「2017冬季アジア大会」で、帯広で行われるスピードスケートの競技終了時に、ばんえい競馬をPRする帯広市特別嘱託職員のばん馬「リッキー号」が特別出演する。開催まで約1カ月となった16日、競技会場の明治北海道十勝オーバルでリハーサルが行われた。
世界唯一のばんえい競馬をPRし、十勝らしいクロージングを演出しようと市などが企画。リッキーは2010年1月の世界スプリントスピードスケート選手権大会の表彰式にも登場し、男女総合優勝者をソリに乗せた「ウイニングラン」を行ったことがある。
今回は競技が終了する2月23日午後3時すぎに登場予定で、選手たちを大型のソリに乗せてスケートリンクを一回りし、十勝の馬文化を体感してもらう。
16日午前のリハーサルでは蹄鉄(ていてつ)代わりにゴムの板をはいたリッキーが、実際にソリを引いてリンクを1周。リンクへの影響などを確かめた。服部義幸調教師は「前回の経験もあり、馬も落ち着いているので大丈夫。世界にばん馬を発信できる大きな機会でうれしい」と話している。(大木祐介)