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上厚内駅舎、歴史味わう 廃止控えイベント

上厚内駅の廃止を惜しむ観光客(12日午前11時50分、折原徹也撮影)

 【浦幌】来年3月のダイヤ改正に合わせて廃止予定のJR上厚内駅舎(浦幌町上厚内)の歴史を学ぶイベント「ふるさと探訪 上厚内駅の90年」(町立博物館主催)が12日午前9時から開かれた。鉄道史が専門の同博物館、持田誠学芸員が、十勝管内外からの来訪者に解説した。

 現駅舎は53年に建てられ、国鉄時代から現存する木造駅舎として全国の鉄道ファンに知られる。

 持田学芸員が同日午後4時半まで、訪れた一人一人に「木造駅舎は急速になくなってきている。駅本屋と隣の木造便所がセットで残っている駅舎は全国的にも少ない」などと、希少価値の高い建物であることを随時解説した。札幌市内から訪れた会社員の鈴木英樹さん(50)と妻純子さん(52)は「良い雰囲気で残っている。解説を聞いて、ますます歴史の深さが感じられた」と話していた。

 駅舎取り壊しや保存などの扱いは未定。(関坂典生)

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