スコップ三味線「友愛シスターズ」結成記念コンサート盛況 音更
【音更】音更町内のボランティア団体「友愛シスターズ」(高田徹子代表、メンバー7人)が27日、町総合福祉センターで結成記念コンサート(実行委主催)を開いた。青森県五所川原市発祥の宴会芸「スコップ三味線」を通じ町内に笑顔を広げるのが目的で、来場した175人を大いに楽しませた。(内形勝也)
友愛シスターズは5月に発足。スコップを三味線に見立て、栓抜きでたたいて音を奏でる宴会芸で、会場は笑いに包まれる。
この日は代表の高田さん(79)、角森和子さん(85)、板矢幸子さん(82)、笹本眞佐江さん(79)、土屋邦子さん(78)、高橋洋子さん(76)、三味線伴奏を担う三輪キヱさん(93)=音更三弦会長=ら全メンバーが出演。
家元や観客も参加
本場・五所川原からスコップ三味線の家元舘岡屏風山(たておか・びょうぶざん、本名高橋弘行)さん(63)を招き、道内各地で活動する舘岡さんの弟子6人も駆けつけた。
オープニングで「花笠音頭」「ソーラン節」をあいさつ代わりに「演奏」。舘岡さん、弟子で釧路市の「アップルシスターズ」、オホーツク管内西興部村の「舘岡コッペさん」、砂川市の「すながわ姉妹」らも加わり、スコップを打つかん高い響きがこだまし、会場を盛り上げた。
終盤は舘岡さんの指導で、観客らをステージに上げてスコップ三味線の体験会を開催。最後に「千本桜」(黒うさP制作)を出演者全員で奏で、大盛況のうちに幕を下ろした。
高田さんは「大勢に来場してもらい感謝の気持ちでいっぱい。これからもスコップ三味線の力で、たくさんの人を笑顔にしたい」と話していた。