まちなか交流拠点「ゆないとべーす」が16日オープン 芽室
【芽室】芽室町本通2の空き店舗を改装し、昨年度まで運営されてきた「メムロユナイトベース」が16日、まちなかの再生拠点「交流・チャレンジスペース ゆないとべーす」として再出発する。今年度から町が物件を借り上げて再活用、町の地域おこし協力隊が運営を担う。(近藤周)
メムロユナイトベースは、町商工会青年部を主体とした団体が空き店舗を改装し、2022年度から3年間、チャレンジショップとレンタルスペースとして運営していた。財源や運営体制の維持が困難となり、昨年度でプロジェクトを終了した。
一方で施設利用は好調に推移したことから、施設の機能はまちなか再生に必要と判断。今年度は町が運営を引き継ぐことになった。
目指すのは多世代が交流する、にぎわいの創出拠点。町は「ここで生まれたにぎわいを、まちなか全体に波及させたい」とする。施設に親しみを持ってもらおうと、名称を平仮名表記に変更した。
平日は町地域おこし協力隊の5人が常駐し、休憩や談話など誰もが気軽に使えるフリースペースとして開放。観光、障害者支援、スポーツ振興など、5人の担当分野に関する相談も受け付ける。チャレンジショップの出店を引き続き募集するほか、イベントの開催にも利用できる。
協力隊の宮本昌武さんは「5人の専門性を生かした体験会や企画も開催したい」と強調。町魅力創造課は「幅広い世代が集い、交流する場になれば」と期待する。
フリースペースの開館時間は平日の午前9時半~午後4時半。施設の貸し出しは土・日曜も可能。出店料は1日500円、キッチン利用は1日1000円。施設の貸し切り利用は1時間1000円。13日午前10時からオープニングセレモニーを開く。