着物の良さと美しさ伝える 広尾で集い
【広尾】着付けを楽しむ会「着物の集い」(山崎秀子代表)が、広尾町で着物の良さと美しさを伝えている。着物は現在も、卒業・入学式や披露宴などで重宝される一方、子育てなどを終えてセカンドライフ(第二の人生)へと踏み出す女性が「人生をより豊かにしよう」と親しむ機会も多い。山崎代表も「興味がある方は、ぜひ」と、新規入会者を募集している。(石原秀樹通信員)
講師を務める山崎代表は2015年までの約50年間、「広尾着付教室」を運営していた。同教室の元生徒らに促され、「着物の集い」として、19年から改めて活動を再開した。
現在は、町西1ノ6の飲食店「味の八幸」2階で活動し、中学生から60代までの会員が、着物や浴衣の着付けの練習を行う。また、和装での食事会なども企画し、「着物の素晴らしさ」を共有している。
着付けは、着物なら3~6回ほど、浴衣なら2回ほどの受講で習得できるという。会員は、広尾高校のあんどん行列や、成人式などに参加する家族や友人の着付けを手伝うなどしている。今年は、1年間通った中学生が、「着物の着付けを身に付けた」(山崎さん)という。
山崎代表は「着物を着て、町を歩いてみてほしい。会員と楽しみながら活動しているので、ぜひ入会を」と呼び掛けている。
参加費は1回500円。活動は原則月2回程度。日曜日午後6時半から同8時半までで、6月の活動は8日と15日で、浴衣の着付けを練習する。見学は無料。参加希望は山崎代表(080・1862・2725)へ。