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目指せ1万人! 「銀河の森天文台」今年はイベント盛りだくさん

大型望遠鏡「りくり」をはじめ、施設の魅力をPRする天文台スタッフ

 【陸別】りくべつ宇宙地球科学館・銀河の森天文台(津田浩之館長)の2024年度入館者数は約7500人となり、コロナ禍前の19年度の水準に戻った。25年度は、「ハロウィーンナイト観望会」や「驚き!おもしろ科学実験2025」を開くなどし、入館者数1万人を目指す。(津田久美通信員、佐藤匡聡)

 24年度は249日開館し延べ7500人が来館した。中でも低緯度オーロラが観測された5月11日は、1日の入館者数としては過去最高の1001人が道内外から訪れ、カメラやスマートフォンで幻想的なオーロラの撮影に挑んだ。名物の「陸別スターライトフェスティバル」には宇宙飛行士の毛利衛さんを招き、来館者160人ほどが、1992年の米スペースシャトル「エンデバー号」搭乗記などに耳を傾けた。

 今年度の天文イベントは、2026年3月3日の「皆既月食観望会」が目玉の一つ。通常は午後9時半で閉館だが、この日は同10時半まで延長し、月が地球の影に完全に隠れるまで楽しんでもらう。

 4月後半からのゴールデンウィーク中は「春の大三角と天体観望会」、9月は「土星と秋の天体観望会」を予定する。10月5、6日の「中秋の名月観望会」も恒例イベントの一つ。10月下旬に開くハロウィーンナイト観望会は、仮装してきた来場者にお菓子をプレゼントする。

 このほか、昨年5年ぶりに復活した「町民星空コンサート」も町内音楽クラブが参加して実施予定。これまで名古屋大学宇宙地球環境研究所や足寄動物化石博物館、北見天文同好会などと共催した「驚き!おもしろ科学実験」も催す。

 津田館長は「8月のペルセウス座流星群と12月のふたご座流星群も見逃せないイベント。星空は常に新しい物が見えてくるので一年を通して楽しみに来てもらいたい」と話している。

 入館料は大人500円、小中学生300円。開館時間は4~9月が午後2時から同10時半まで、10~3月が午後1時から同9時半まで。問い合わせは同天文台(0156・27・8100)へ。

<2025年度銀河の森 主なイベント>
【2025年】

▽春の大三角と天体観望会=4月23日~5月6日
▽陸別スターライトフェスティバル=7月5日
▽夏の大三角と天体観望会=7月23日~8月3日
▽ペルセウス座流星群観望会=8月12、13日
▽土星と秋の天体観望会=9月17~28日
▽中秋の名月観望会=10月5、6日
▽ハロウィーンナイト観望会=10月25~31日
▽ふたご座流星群観望会=12月13、14日

【2026年】
▽冬の大三角と天体観望会=1月14~25日
▽木星と冬の天体観望会=2月4~15日
▽皆既月食観望会=3月3日
▽25年度銀河の森天文台写真展=3月7~22日

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