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日高山脈を一望、大丸山に新展望台整備へ 広尾

展望台整備予定地からの景色。手前の立木を伐採して見晴らしを良くする

 【広尾】広尾町は大丸山森林公園の林道沿いに、新しい展望台を整備する。現状では海側に向いた2カ所の展望台があるが、新展望台は日高山脈を望めるようになる。日高山脈襟裳十勝国立公園の指定に伴う観光振興策の一環で、今年度中に完成し、来季からの利用を予定している。(能勢雄太郎)

 大丸山森林公園は市街地から車で数分程度の場所にあり、認定40周年を迎える広尾サンタランドのメモリアルゾーンに位置付けられている。

 大丸山自体は標高270メートルの低山で、山頂に向けて伸びる約4・5キロ(幅4メートル)の林道が5~11月(午前9時~午後5時)に開放されている。

 山頂広場に第1展望台、中腹に第2展望台があるが、いずれも東向きで、重要港湾の十勝港や釧路方面に延びる海岸線を望むようになっている。

 新展望台は、第1展望台広場の入り口にある草地を予定。西向き(山側)に町産材を使った木製テラス(5・4メートル四方、高さ2メートル)を配置、視界を遮っている雑木を伐採し、楽古岳など日高側の山々を一望できるようにする。

 9月議会に提案した今年度の一般会計補正予算に、テラスの整備費と立木伐採費として計550万円を盛り込んだ。財源は森林環境譲与税を活用する。10月上旬ごろまでに着工、林道が開放される来年5月から利用を開始する。

 所管する町農林課は「新国立公園を生かした、広尾らしい観光資源にしたい。林道はウオーキングを楽しむ住民も多く、日高の山の景色を楽しんでほしい」としている。

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