帯広に真央スマイル 地元選手「緊張で足震えた」
フィギュアスケートの元世界女王、浅田真央さんによるスケート教室が15日、帯広の森アイスアリーナで開かれた。浅田さんは、これまで数々の競技で観客を魅了してきた「真央スマイル」を交えながら、帯広・十勝の選手に基礎を丁寧に教えた。
帯広市文化スポーツ振興財団などの主催。
17、18の両日に同アリーナで行われるアイスショー「サンクスツアー」に合わせて設けられた。帯広スケート連盟フィギュア部(近江谷克恵部長)に所属する小学生から高校生までの選手13人に対し、浅田さんは、元四大陸選手権覇者の無良崇人さんとともに、スケーティングのフォームやアクセルジャンプを指導した。
「そう、もう1回」「最後の最後まで」。憧れの浅田さんが声を掛けると、選手たちはうれしそうに目を真ん丸にさせ、笑みをこぼした。参加選手の西本那音(なおと)君(芽室小5年)は「最初は緊張で足が震えていた。テレビで見ているよりもやさしそうな声だった」と話した。近江谷部長は「浅田さんから指導されたことを大事に記憶に残し、これからも頑張ってほしい」と、刺激を受けた選手たちに期待した。(岡部彰広)