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SAJデモンストレーター・サホロリゾートスキー場インストラクター 畠山良江さん

 「運動音痴な私がスキーを続けられたのは、楽だなと思ったから」と満面の笑みと大きな声で話してくれた畠山さん。昨年、全国に13人しかいないSAJ(全日本スキー連盟)の女性デモンストレーター(以下:SAJデモ)の1人に、十勝から初めて選ばれたアスリートだ。

 畠山さんは、芽室町出身。スキーを始めたのは、実家からわずか7キロのメムロスキー場で、5歳の時。“ちびっこ暴走族”と呼ばれた。リフトが運んでくれて、当時はちょっとバランスと取れば滑れると思ったスキーだが、今はもちろんしんどい所、難しい所を知り尽くしている。サホロリゾートスキースクールで活動する傍ら練習を重ね、昨年、全日本スキー技術選手権大会で27位となり、SAJデモに選ばれた。

 SAJデモは、ゴールが見えないほどの落ち込みがある急斜面や、膝ほどまでえぐれたコブ斜面など、どのような雪面状況でも滑りこなす、いわゆるスキーが上手い人に与えられる称号。実際には、スキー場のスクール指導員に対して、研修や実技指導を行うのが仕事。畠山さんは「テキストだけでなく、自身の経験、言葉、滑りで、様々な指導方法を伝える」ことを大切にしている。

 スキーを続けてきたことで、世界が広がった。オーストリア・ゾルデンのスキー場に出かけ、日本とは異なるそそり立つ峰々を眺め、出会えた人がいる。北海道にはすばらしい雪と、景色がある。雪が降ると、除雪を嘆く人もいるが「ワクワクするアイテムを見つけて冬を楽しんで欲しい」とのメッセージ。元気いっぱいの畠山さんに会いに、この冬は雪山に出掛けてみてはどうだろう。

 畠山さんは、十勝のスキー場がオープンに向けて準備をしている11月中旬、長野県志賀高原の熊の湯スキー場で初滑り。すでに冬を満喫している。

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