帯広の魅力を動画で発信 市の国際交流員が取材・撮影
帯広市観光交流課の国際交流員、寧文顔さん(中国出身)とアンドラーデ・クリストファーさん(米国出身)は、インバウンド(訪日外国人旅行客)向けの観光PR用動画を制作している。今月8日には市内の観光スポットを回り、取材・撮影を行った。編集して近く公開する予定だ。
新型コロナウイルスの影響でインバウンドの来勝が落ち込む中、需要回復に向けて地元から発信する一ツールとして企画した。取材や動画制作、発信などは全て同課の職員が行う。
2人は柳月トスカチーナ、幸福駅、帯広競馬場、北の屋台などを取材。スマートフォンで各所の魅力を撮影しながら、豆知識や感想を添えた。
帯広競馬場では「ふれあい動物園」でPR用ばん馬にニンジンを与えた後、レースを観戦。出走馬と一緒にコース脇の観戦エリアを走り、レースの様子をカメラに収めた。
寧さんは「幸福駅の景色は冬でも楽しめた。実際に訪れることで帯広の良さに気付くことができた」と笑顔。アンドラーデさんは「自撮りは難しかったが、帯広の魅力が伝わる面白い動画に仕上げられたら」と話していた。
動画は外国人向けに英語や中国語の字幕を付けて編集する。今月中にYouTube(ユーチューブ)などで公開する。(川野遼介)