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新商品アスパラ茶を発売 幕別・北王農林

北王農林が開発し、ほなみマルシェで販売している「アスパラ茶」

 【幕別】農業生産法人北王農林(幕別、藤原壽美社長)は、栽培するアスパラガスを加工した新商品「アスパラ茶」を1日から直売所「ほなみマルシェ」(町千住235)で販売している。ノンカフェインの健康茶でアスパラのほのかな甘みと香りが楽しめる。

 同法人はアスパラ用のビニールハウスが町内に41棟あり、今年は3~5月で約10トンを収穫した。アスパラ茶の開発は、アスパラの下部3センチほどの「切り下」と呼ばれる規格外部分を有効活用することが目的。

 粉末状にした切り下は抹茶のような香りがすることから、茶としての商品化を目指して、町の特産品研究開発事業補助金を活用した。

 さまざまな製法を試行錯誤し、2年かけて完成した。珈琲専科ヨシダ(帯広)に切り下の粉末の乾燥、焙煎を依頼している。商品はティーバッグ(2グラム)6袋入りで540円。

 ほなみマルシェの藤原昇店長は「使用したティーバッグを切って汁物などの料理に入れると、アスパラギン酸やルチン、葉酸などの栄養素、食物繊維も摂取できる。珍しいアスパラ100%のお茶を味わってほしい」と話している。同マルシェではこれまでに開発したアスパラのドレッシング(780円)なども販売している。

 問い合わせは同マルシェ(0155・56・2555)へ。(松村智裕)

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