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ふるさと納税1・7倍に 幕別 未来の五輪選手育成事業にも関心

一番人気の「北海道十勝牛手ごねハンバーグ」

 【幕別】ふるさと納税制度による町への寄付額が好調だ。インターネットを通じた今年度分の額は、昨年12月末現在で約3億9200万円と前年同期と比べて約1・7倍に達した。十勝牛ハンバーグやチーズの詰め合わせといった豊富な種類の返礼品が要因。また、未来の五輪選手を育てる事業などの活用に関心が集まっている。

 町は2015年12月に返礼品の取り組みを開始した。その結果、14年度に155万円だった寄付額は15年度で8327万円と大きく増加。返礼品が定着した16年度はその3・3倍の2億7650万円となった。

 返礼品で最も人気が高いのは「北海道十勝牛手ごねハンバーグ」(200グラム×10個)。納税1万円以上に対する返礼品で、サカモト食品(札内桜町)が製造。十勝牛のうま味が存分に楽しめ、リピーターも多い。「肉」のカテゴリーでは常に全国トップ10入りしている一品だ。

 このほか、チーズ工房「NEEDS」(町新和)のオリジナルチーズ6種詰め合わせや農家特選の野菜、ナルセ養蜂場(札内新北町)の蜂蜜なども好評。

 返礼品は100種類以上あり、パークゴルフ(PG)発祥の地ならではの高級PGクラブや、帰省できない地元出身者向けの「墓石クリーニング」など他の自治体にはない珍しい品もある。

 また、スピードスケートの高木菜那選手と妹美帆選手、陸上の福島千里選手、7人制ラグビーの桑井亜乃選手、マウンテンバイクの山本幸平選手など町出身の五輪選手を多数輩出していることから、町は昨年3月に「未来のオリンピック選手を育てる事業」を使い道として追加。子育てや農業支援といった8項目の一つとしている。

 今年度の額は最終的に5億円近くになる見込み。担当の町総務課は「予想以上の寄付をいただき、驚くとともに大変ありがたく思っている。有効に活用させていただきたい」としている。(松村智裕)

関連写真

  • 好評な「NEEDS」のオリジナルチーズ6種詰め合わせ

    好評な「NEEDS」のオリジナルチーズ6種詰め合わせ

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