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十勝観光を満喫 マレーシアのイスラム教徒ツアー

体験ツアーでハラル食を味わうマレーシアの旅行者

 イスラム教徒「ムスリム」の観光客を誘致する「ムスリムフレンドリーとかち推進キャンペーン」の一環として、「ムスリム体験ツアー」が16、17の両日行われた。ムスリムのマレーシア人14人が参加し、十勝の食や景観を楽しんだ。

 「ムスリムフレンドリー」は、十勝管内でのムスリムインバウンド(イスラム教徒の訪日外国人旅行者)への対応促進を目指し、帯広商工会議所(高橋勝坦会頭)など4団体が推進。国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業でムスリムに提供可能な料理の開発や、ハラル(イスラム教上許された)商品の開発支援などを行っている。

 帯商の職員である、マレーシア国籍でイスラム教徒のシティ・アズミラさんが現地の旅行会社と連絡を取り合い、初めて十勝管内のツアーが決定。16日は鹿追町を中心に観光し、夕食はJICA北海道国際センター(帯広)内のレストラン「おびくっく」で、ハラルチキンやグリーンカレーのスープなど、ハラル食を堪能した。

 マレーシアの旅行会社勤務のシャズリンダ・ユソフさんは「マレーシアでは十勝はまだ知られていない。新しい観光地を開拓したかった。今後は、大学生向けのツアーなどで農業体験やホームステイなども視野に入れたい」と話した。

 ツアー参加者で、不動産業を営むサレハ・ユソフさん(53)は「十勝だからできた体験があった。1回だけでは回りきれない。文化なども勉強したいと思った」と抱負を語っていた。(牧内奏)

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  • おびくっくでハラル食を味わう旅行者

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