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全作物で生育順調 小麦3日早く 1日作況

出穂が始まっている管内の秋まき小麦(6日午前10時ごろ、幕別町千住)

 十勝総合振興局は6日、今年2回目の管内農作物生育状況(6月1日現在)を発表した。好天と雨に恵まれ、秋まき小麦(きたほなみ)が平年より3日早いなど全ての作物で順調な生育となっている。

 5月中旬から下旬にかけての管内は、気温は高く推移し、降水量は多く、日照時間は少なかった。晴れと雨の天気が周期的に変わり、播種(はしゅ)作業は金時で一時遅れたものの平年並みか早く進んだ。

 秋まき小麦の生育は、前回(5月15日現在)から1日進んで3日早い。収量につながる茎数は「やや少ない」に回復し、草丈は平年並みから「やや長い」となった。

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 昨年は6月上旬まで順調な生育だったが、中旬以降の開花期に日照不足と低温で受粉が進まず、収量と品質の低下につながった。同振興局農務課は「今は小麦の“体”を作る時期だが順調に育っている。今後は開花期前後の天気がポイントになる」としている。

 ジャガイモは、5月28日に平年より2日早く萌芽(ほうが)期に達した。ビートは草丈が長くて葉数も多く、生育は平年より3日早い。大豆は播種作業が2日早い5月27日に終わった。5月下旬のまとまった雨で金時の播種開始が1日遅れたが、その後の天候回復で平年並みに戻った。

 牧草は生育が平年より4日早く、草丈はやや長い。飼料用トウモロコシは3日早く、草丈は長く葉数も多い。同課は「晴れと雨の天気が交互に訪れて生育は順調にきている。作業も春から早く進み、豆が一時若干遅れただけだった」としている。(安田義教)

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