太陽柱キラキラ 池田・十勝川
【池田・幕別】空気中の氷の粒に太陽光が反射し、柱状に光る自然現象「サンピラー」(太陽柱)が8日朝、池田、幕別両町付近で見られた。
十条写真スタジオ(帯広)勤務のプロカメラマン塚本逸彦さん(58)は午前7時18分ごろ、両町境の千代田大橋上から、十勝川の上で氷粒が輝く様子を撮影した。
日の出時に太陽から上に伸びるサンピラーもあるが、今回撮影されたのは氷の粒(ダイヤモンドダスト)に反射して下に伸びるタイプ。気温が低く、空気中の水蒸気が多い日に発生しやすい。
毎朝、出勤前に風景などを撮影している塚本さんは、「久々に冷え込み、最近の温かい気温で雪解けが進んで湿度が高かったのか、ダイヤモンドダストと霧氷がすごかった。サンピラーが出やすいと期待していたら、7時すぎにぐわっと伸びてきた。ここまで見事なのはあまり見たことがない」と話した。
8日朝の池田の最低気温は氷点下20・2度と、平年を4・3度下回った。十勝管内で最も低かったのは本別の同21・9度。帯広は同16度だった。(眞尾敦)