豆もきなこも幕別産のランチパック発売
幕別町産の黒大豆を使ったきなこ入りのランチパックと小田社長
【幕別】国内最大手の山崎製パン（本社東京）の人気商品「ランチパック」に今月、町内農場産の黒大豆で、町内企業が作ったきなこを使った新製品が道内限定で発売された。同社と道内テレビ番組のコラボ（連携）商品で、香ばしい黒大豆の風味が味わえる。
ランチパックは耳を除いた食パンにさまざまな具材を挟んだ調理パンで、特産品を使った「ご当地商品」も多い。
今回登場した「黒豆きなこクリーム＆ホイップ 幕別町産黒大豆のきなこ入りクリーム使用」は、７日に発売。黒大豆は「折笠農場」（町軍岡、折笠健代表）産、きなこは食品製造販売の「小田壱」（町札内中央町、小田琢一社長）が製造した。
商品はＳＴＶ（札幌テレビ放送）の情報番組「どさんこワイド」と、山崎製パン札幌工場の放送開始・設立２５周年記念として開発。同番組の女性アナウンサー３人がプロデュースし、同農場や同社も取材して番組内で放送された。
商品はきなこを練り込んだクリームと、ホイップクリームが２層構造となってサンドされている。黒大豆は栽培が難しいが、健康に良いといわれているイソフラボン、ポリフェノールの含有量が多い。
小田社長は「味の濃さが特徴の黒大豆を、時間をかけて焙煎（ばいせん）し、甘みと香ばしさを引き出した。大手メーカーの看板商品に使ってもらい、ありがたい。会社や十勝産大豆の良さを知ってもらう機会になれば」と話している。
１袋２個入り。オープン価格。道内コンビニ、スーパーなどで販売している。（眞尾敦）
