氷まつり最終日も大盛況 雪合戦やステージ
「第51回おびひろ氷まつり」(帯広のまつり推進委員会主催)は2日、最終日を迎えた。この日も会場の緑ケ丘公園は晴天に恵まれたが、帯広の正午現在の気温は氷点下3・9度。雪合戦や多彩な体験型イベント、ステージ発表などが寒さに負けない熱気で繰り広げられ、大勢の来場者が帯広の冬の一大イベントを満喫した。(高津祐也)
○…第22回十勝子供雪合戦(帯広市青少年育成者連絡協議会、帯広市主催、マテック、十勝毎日新聞社共催)が2日午前9時20分からグリーンパーク北側で開かれた。管内の小・中学生46チーム・256人が参加し、熱戦を繰り広げた。
1チーム5~7人で小学生低学年8チーム、同高学年27チーム、中学生11チームがエントリーした。
参加者を代表し、飛田陽成君(明星小6年)と佐々木梨音さん(啓北小6年)が「寒さをものともせず、楽しみながら頑張る」と選手宣誓し、競技開始。子供たちはコート内に設置された防御用の壁を巧みに利用し、雪玉に見立てたスポンジボールを投げ合った。啓北小3年の清水椋太君(9)は「少年野球で培った技術を生かし、優勝したい」と意気込んでいた。
○…ステージイベントは2日午前10時から「ミカバトンクラブ」(工藤美佳代表)によるバトン演技で幕開け。小学生から高校生までの約40人が「ももいろクローバーZ」などの曲に合わせ、ポンポンを使ったかわいらしい踊りを披露した。若葉小1年の安藤美南さん(7)は「お腹と背中にカイロ3枚を貼った。寒かったけど上手に踊れた」と頬を赤らめながら話していた。
○…1日夜、OCTVとFM-JAGAイベント中に、ステージ前の広場で大勢の人が突然踊りだす「フラッシュモブ」のパフォーマンスが行われ、来場者を驚かせた。
サプライズとして企画され、会員制スポーツクラブ「JOYFIT(ジョイフィット)」の会員ら約150人が参加した。
音楽が流れ、数人の子供たちが踊り始めると、その輪は徐々に大きくなり大集団のパフォーマンスに。息の合った軽快なダンスに会場からは大きな拍手が送られた。参加した音更木野東小1年の小野瑚夏さん(7)は「みんなを驚かすことができて大成功だった」と笑顔を見せていた。