旧北洋銀帯広大通支店の土地取得 NCおびひろ
2009年に閉店し解体された北洋銀行の帯広大通支店(帯広市大通南9)跡地を、NCおびひろ(同市西5南14、所紀夫社長)が購入した。土地は広小路商店街の大通側出入り口に面する好立地。同社は隣接地の取得も検討しており、計800平方メートルを入手する考えだ。当面は駐車場として活用するが、同社は将来的には商業施設の開発も視野に入れている。
取得した土地は道路を挟み同社の帯広連鎖店ビル(同市大通南8)と向かい合う約470平方メートルで、昨年12月に購入した。金額は明らかにしていない。同社は同支店跡や同ビルに隣接する土地2カ所(計約330平方メートル)の取得も計画し、地権者との交渉を進めている。
3カ所は当面は同ビルのテナントや入居者などを対象にした駐車場として活用する考えで、今春オープンを目指している。将来的には、取得した土地を活用した飲食店系などの商業施設開発も視野に入れている。
同ビルも1971年建築のため老朽化が進んでおり、施設開発となれば同ビルも含めた一体的な整備になることも想定される。
所社長は「今後の広小路商店街の店舗構成にもよるが、商業施設を整備できれば、藤丸と連動した商店街の集客力増も図れる。5年程度をめどに検討していきたい」と話している。
北洋銀行帯広大通支店は同支店が帯広中央支店と統合され閉店。12年に解体された。(長田純一)