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ばん馬の親子 伸び伸び 今春オープン「ばんえい牧場十勝」

牧場内の放牧地。母馬が寄り添い、子馬が草をはむ

 ばん馬の繁殖と育成に取り組む観光牧場として、今年4月にオープンした「ばんえい牧場十勝」(帯広市泉町西9線、寄木貴広牧場長)。敷地内では生まれて間もない若駒に母馬が寄り添う姿が見られ、観光客らの人気を集めている。

 同牧場では春以降19頭の子馬が生まれ、今は母馬が子育ての真っ最中。放牧地では親子が体を寄せ合いながら、ゆったりと草をはんでいる。産毛に覆われた子馬は母馬に甘えるしぐさを見せるなど、愛情たっぷりの中で成長している。

 10万500平方メートルの広大な敷地に、1周400メートルの周回走路やパドック、見学用の馬房が点在。約100頭のばん馬が暮らす。今年はここで生まれ育った12頭の新馬が、ばんえい十勝の能力検査に合格。検査の第1回でトップタイムを出したジェイエース号は、5月のデビュー戦で勝利を収める活躍ぶりだ。

愛らしい表情のばん馬と触れ合うツアー客

観光バスでツアー客も
 道内外から大型バスのツアー客が来場し、北海道開拓の礎を築いた農耕馬の迫力を体感。とかち帯広空港に隣接する立地もあり、搭乗待ちの観光客らも歩いて訪れるという。東京からの60代男性は「触ることもでき、想像以上におとなしくてかわいい」と、ばん馬の愛らしさに頬を緩めた。

 レストランも併設され、豚丼やソフトクリームなどが人気。店内ではばんえい競馬のレース風景が映像で流れ、観光客らに好評という。ガイドもこなす同牧場の小森健司取締役は「ばん馬の大きさやぬくもりに触れ、優しくきれいな目で癒やされてほしい」と話す。

 営業時間は午前10時~午後4時。無休。入園料は大人700円、小学生200円。未就学児は無料。夏には牧場内で、洋風の赤い馬車による遊覧運行(有料)を始める予定。(折原徹也)

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