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国道336号通行止め続く  台風18号

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5町174人が避難
 道内を18日に縦断した台風18号の影響で、十勝管内では19日も広尾町内の国道336号など一部の道路で通行止めが続いている。市町村に出た気象警報や避難指示などは18日午後に解除されたが、十勝南部や沿岸部を中心に大雨や強風による爪痕が残った。

 十勝総合振興局などによると、浦幌町内でグループホーム1戸の屋根が強風で飛ぶなど3市町で計5件の住宅被害が発生。けが人は報告されていない。幕別と音更の2町が避難指示を出すなどし、5町で最大174人が避難した。

 交通では道東道の十勝清水インターチェンジ(IC)-占冠IC間が約5時間、帯広・広尾自動車道は更別IC-忠類大樹IC間で約4時間通行止めに。国道の通行止め3路線6区間のうち、国道336号が広尾町豊似の豊似橋と、同町と大樹町の町境の紋別大橋が、川の増水で橋のたもとが壊れて通行止めが続いている。道道は16路線17区間のうち、19日午前11時までに7路線8区間が再開した。

 倒木により帯広市の農村部や本別町、池田町などの2638戸で起きた停電は19日朝までに復旧した。

 JRは18日、石勝線・根室線の特急全22本と普通列車の全列車が運休。19日はJR石勝線・根室線と、とかち帯広空港発着の飛行機は通常通りに戻った。

 台風18号は18日の日中にかけて道南から道央、道北を縦断、同日午後9時に温帯低気圧に変わった。

台風の影響でたもとが崩落した豊似橋(18日、新井拓海撮影)

豊似橋など2橋 増水で洗掘被害
 【広尾】町内では台風18号による大雨で河川が増水し、橋のたもとが削り取られる洗掘被害が国道336号の2カ所で発生。道開発局は付近を通行止めにして復旧作業を進めている。

 町豊似の国道336号に架かる豊似橋では、18日午前10時半ごろ、帯広開発建設部広尾道路事務所のパトロールで付近の道路が冠水しているのを発見、11時40分に通行止めにし、その後、道路が削られているのが分かった。広尾町市街側のたもとが、幅4・5メートル、長さ20メートルほど削られたという。

 また、同じ国道336号で、町紋別の紋別大橋のたもとでは、同日午後1時15分ごろに、橋の補修業者が発見。土に埋まっていた橋台が露出し、道路が流される恐れがあるとして18日午後2時に通行止めにした。

 どちらも復旧作業を進めており、同事務所は「何とかできるだけ早く復旧したい」としている。(伊藤亮太)


◆北海道の道路状況について
北海道の道路状況-北海道開発局公式ホームページ

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