十勝港で海上花火大会 水中花火が夜の海を照らす 広尾
【広尾】広尾の夏を彩る「第62回十勝港まつり」(同まつり協賛会主催)が5日、広尾町の十勝港第3、第4埠頭(ふとう)で開かれた。フィナーレの「第29回十勝港海上花火大会」では、水中花火など約6000発が打ち上げられ、来場者約2万人を楽しませた。
水面から扇のように広がる海上花火が見られるのは、管内では十勝港まつりだけ。レーザーと音楽を組み合わせた打ち上げのほか、これまでの倍となる直径200メートル以上まで広がる花火も加え、迫力あるプログラムにした。
初めて十勝港まつりを訪れた幕別高校1年の辻本桃さん(16)と山岸萌愛(もあ)さん(15)は「海上花火は初めて見た。きれいだった。霧はあったけど、高く上がる花火にも感動した」と話していた。
まつりでは広尾海上保安署による巡視船「とかち」の体験航海や、海上自衛隊の護衛艦「おおよど」の一般公開、音楽ライブやYOSAKOIソーランなどが披露された。(伊藤亮太)