大樹の第1次気球実験一部見送り JAXA
【大樹】宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日午前、23日までに町多目的航空公園内の大樹航空宇宙実験場で予定していた第1次気球実験の一部を見送ると発表した。5日の大気球実験で発生した不具合の原因究明と対策が固まらないため。第1次実験を途中で打ち切ったのは2008年以来、5年ぶり。
第1次実験は5月7日にスタート。小型気球、大気球合わせて6機を放球予定だった。小型気球3機の実験は同25日までに終えていたが、今月5日、放球作業中に気球と実験機器の間に載せた切り離し器具(ロープカッター)の誤作動で大気球が同実験場内に落下するトラブルに見舞われた。
JAXAは原因究明を進め、16日早朝には地上試験を行ったが、明確な対策を打ち出せなかった。今後、同試験データなどを宇宙科学研究所(神奈川県相模原市)に持ち帰って解析し、第2次実験での再発防止に向けて対策を講じる。
第1次実験で放球できなかった大気球3機は7月30日~9月22日に予定されている第2次実験期間中に放球される見通し。同研究所大気球実験室の吉田哲也室長は「第2次実験が充実したものになるよう努める」と話した。
JAXAの大気球実験では昨年、第2次実験(7月30日~9月14日)が風の影響で全て見送られている。(関根弘貴)