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大樹で宇宙からの通信試験 「こうのとり」帰還へ準備着々

通信試験の準備をするスタッフ。右奥(座席の手前)がカプセルの同型試験機

 【大樹】大気圏再突入時のデータ収集用小型カプセル「i-Ball」を独自開発したIHIエアロスペース(本社東京)は4日、町多目的航空公園などでカプセルから送られるデータ受信のリハーサルを行った。今月に予定されている宇宙ステーション補給機「こうのとり(HTV)」の帰還本番に備えた。

 カプセルは宇宙機やロケットの大気圏再突入時の廃棄処理過程を観測するもので、破壊が始まる高度や様子などのデータを集めて地球に帰還する。宇宙から地球に戻れる新型ロケットの開発や正確な落下範囲の予測につながるとされる。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「こうのとり(HTV)」3号機に搭載され、7月に打ち上げられた。

 同公園ではカプセルが撮影した画像データを受信する。破壊が始まる高度などは同社富岡事業所(群馬)で確認。最終的にはJAXAの筑波宇宙センター(茨城)に集められる。東大もGPS(全地球測位システム)活用に関する共同研究で参加している。

 この日は大樹、富岡、筑波、東大に関係者を配置し、実際にHTVが帰還する予定時間の午後4時20分ごろから4時間かけて通信試験を行った。無事に試験を終えた同社の森崎浩武宇宙機システム室主幹は「本番が楽しみ」と期待していた。帰還は当初8日の予定だったが、宇宙ステーションでの作業の遅れで延期され、今月中の見込み。

 同社は昨年と今年の2回、町内でカプセルの実用化に向けた試験を実施。通信試験結果が良好だったこと、大樹がカプセルの生まれ故郷といえることを理由に大樹を受信場所に選んだ。(関根弘貴)

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