よろず支援拠点を開設 道中小企業総合支援センター
中小零細企業に対する効率的な経営支援を図ろうと、北海道中小企業総合支援センター(札幌)は6月2日から、帯広を含む道内7カ所に「よろず支援拠点」を開設する。全道的なネットワークを使い、より高度な経営相談に対応できる体制を目指す。
支援拠点は経済産業省が各都道府県に設置するもので、道内では同センターが受託した。コーディネーター、サブコーディネーターの計9人が、それぞれの得意分野で相談に乗り、より専門的なアドバイスができるようにする他、ワンストップで適切な相談先を紹介できる体制をつくる。
コーディネーターら9人は、インターネットなどを通して常時連絡し合い、自身が不得手な相談でも、他のコーディネーターと協力して対応するという。
帯広では帯広商工会議所(帯広市西3南9)内の同センター十勝支部内に開設。中小企業診断士で原口経営コンサルタントオフィス(帯広市西21南5)の原口勝全社長(53)をサブコーディネーターで配置する。帯広信用金庫OBの原口さんは「自分のこれまでの経験と、コーディネーターとの連携で、どのような経営相談にも応じていきたい」と話している。
同支部の紅葉昭彦支部長も「6次産業化サポートなども受け付けるので、気軽にご相談を」と呼びかけている
相談受付時間は平日の午前10時~午後4時半で、毎週火曜日に原口さんが常駐。相談は無料で事前の予約が望ましい。問い合わせは同支部(0155・67・4515)へ。
(長田純一)
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