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30年前に光る謎の球体? まちマイ浦幌編

 「あれはUFOだ」。

 桑原新聞店代表の桑原真二さん(45)は、浦幌町で30年前に起きた体験を振り返る。桑原さんら同級生3人は午後5時ごろ、友人宅の窓から明るく輝きながら浮かぶ不思議な球体を目撃した。

 目撃者は複数いて、大宮トミ子さん(75)も、当時経営していた商店の従業員女性と近くで見たという。商店前を掃除しようと店の外へ出て、隣の家の上に不思議な球体が浮かんでいるのを発見。大きさは直径10メートルほど、赤に近い濃いオレンジ色に光り、中心は一層まぶしかった。

 下から見上げると、球体の底には穴があり、そこから銀色の霧のカーテンのようなものが、地上に向かって降り注いでいた。5分ほど見ていると、その球体は飛んで行った。

 「物体の正体は見当がつかない。夫には信じてもらえなかった。豊頃でも同じ物体が目撃されたという話を人づてに聞いたことがある」と大宮さん。同様に目撃したある男性は「当時浦幌にあった、アメリカ沿岸警備隊の長距離電波標識所・ロランC局(浦幌町十勝太)の基地内から飛んで来たのでは」と推測しているという。(佐藤里奈)


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