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上士幌の生活「魅力的」帯広で「田舎暮らしフォーラム」

移住に関するブースでは町民が来場者に対面して相談に応じた(山下僚撮影)

 「上士幌町から~田舎暮らしを考えるフォーラムin帯広」が14日、帯広市のとかちプラザで開かれた。人気モデル蛯原友里さんの双子の妹で「チャイルド・ボディ・セラピスト」の蛯原英里さんらを招き、上士幌の生活スタイルを通して地方の魅力を発信した。

 上士幌町、町交流と居住を促進する会主催、十勝毎日新聞社の共催。管内町村部への移住促進を目的に同町が企画した。

 蛯原さんのトークショーには親子連れを中心に約180人が参加。蛯原さんは町認定こども園の完全無償化、高校までの医療費全額補助など上士幌の施策に関心を示し、「私自身、将来は田舎で過ごしたいと思っている。移住するとしたら(上士幌は)魅力的な場所」と話した。自身が実践するベビーマッサージについても解説した。

 続いて蛯原さん、竹中貢町長、東京都出身で町内に移住した草野愛子さん(ゴーシュ羊牧場)、ファイナンシャルプランナーの小林信之さん(小林建設社長)によるディスカッションが開かれ、十勝毎日新聞社編集局政経部の小林祐己副部長が司会を務めた。

 竹中町長は「経済的な負担軽減とともに子育ての質の向上を図る」と施策の狙いを説明。草野さんは「幼児期から高校まで一貫した教育に力を入れているので、都会の名門校に似た感覚を受けた」、小林さんは「保育料や医療費が掛からず、浮いた資金を他に回せるので選択肢も広がる」と語った。

 上士幌の特産品の販売が行われ、同町への移住・定住の相談に応じるブースなども並んだ。管内で移住先を探していた中札内の主婦は「自分が持っている資格を生かせる職場を見つけられそう。4歳と1歳の息子も安心して育てられると感じた」と話していた。

 同フォーラムは28日、札幌市内で一部内容を変更して行う。(小縣大輝)
 (後日、パネルディスカッションの要旨を掲載)

関連写真

  • 特産品の販売などでにぎわう会場(山下僚撮影)

    特産品の販売などでにぎわう会場(山下僚撮影)

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