大樹で小型無人機の飛行実験 JAXA
【大樹】宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月25~31日、大樹航空宇宙実験場(町多目的航空公園内)で電動小型無人飛行機「SAFE-F1」の飛行実験を行った。5月に実施した最終テスト後の電波規格変更に伴う追加実験。今秋に控える崖崩れ現場での実証試験に向けてテストした。
同機は災害発生時に速やかに上空から現場の状況を把握するため、開発・研究されている。コンピューター制御で自動飛行し、障害物を回避しながら、機体に搭載したビデオカメラ、スチールカメラで被災地の様子を撮影する。
今回は全長1・65メートル、幅2・3メートル、重量5キロの2機で、1キロ程度離れた場所でも通信できるかを確認した。実証試験は道内で行われる予定。(関根弘貴)